道成寺(謡ヒ)


 

謡曲「道成寺」は 有名な前日談を 基礎としております。

詳しくは「ななかまど」(Miekoさんの研究サイト)の 

「道成寺伝説(安珍・清姫の物語)」を御覧下さい。

 

鐘復元供養の当日、(この日のみ女人禁制)

いづことも無く現われた「謎の」白拍子が 境内に入り 舞ひを始めます。

---始めは ゆったりと..---

嬉しや さらば舞はんとて あれに坐(ま)します宮人(みやびと)

烏帽子を暫(しば)し 仮に着て

 

---カカリ(次第の前の拍子に合はない謡ヒ)---

既に拍子を 進めけりィィ..。

 

---次第(曲舞・白拍子舞の導入部)---

花の外(ほか)には 松ばかり 花のォォ外には 松ばかり

暮れ初(そ)めてェェ 鐘や響くらァんーー

 

 

 

---ここから「乱拍子」(修験や陰陽道の反閇(へんばひ)の足踏み)で舞ふ---

道成の卿 受けたまァはァりィ 始めて伽藍 たァちばァなァのォ

道成 興行の寺なればとてェェ

 

---ここから 突如 激しく!---

道ォォ成寺とはァァァ 名づけたりやァァ!

山寺のヤァ

 

 

 

---激しい舞ひで 中入りまで---

春の夕暮れェ 来て見れェェェばァァ

入相(いりあひ)の鐘に 花ぞ散りィィけェェるゥ..

花ぞ散りィけェる 花ぞ散りィけェるゥゥ..

 

さる程に さる程に 寺々の鐘ェェ..

 

月落ちィ 鳥鳴いて 霜雪天(しもゆきてん)にィィ

満潮(みちじほ)程なく 日高の寺のォォ

江村(こうそん)のォ 漁火(ぎょか)ァァ

愁ひに対して 人々眠れば 好(よ)き隙(ひま)ぞォとォ

立ち舞ふ様にてェェ 狙ひ寄りてェェ

撞かんとせしがァァ

思へば この鐘 恨めしやとてェェ

龍頭に手を掛け 飛ぶとぞ見えしィィ

引き被(かづ)きてぞ 失(う)せにけるゥゥ!!

 

---鐘の中に消える..(中入り)..後半で変化(へんげ)して出現(略)

 

   謡曲「道成寺」より

 

 


 

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